【ニューヨーク=越前谷知子】4日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、円売り・ドル買いが進み、2007年7月下旬以来、約7年4か月ぶりに1ドル=120円台まで下落した。
一時、1ドル=120円25銭の円安水準をつけた。午前10時15分(日本時間5日午前0時15分)現在、前日(午後5時)比36銭円安・ドル高の1ドル=120円10~20銭で取引されている。
衆院選で与党が優勢との報道が相次いだことで、安倍首相の経済政策「アベノミクス」が継続し、円安・株高基調は変わらないとの見方も円売り材料となった。
日本銀行が10月31日に追加緩和に踏み切った後、約1か月で約10円円安・ドル高が進む急ピッチの展開となっている。円安が進むと、自動車など輸出企業は価格競争力が高まり、稼いだドルを円に換算した利益が膨らむ。
一方で、サービス業や小売業など内需に頼る企業は原材料などの輸入価格が上がり、業績悪化につながる。家庭も、食料品など輸入品の価格上昇が負担増になる。円安の進行でマイナス面を懸念する声が強まりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00050154-yom-bus_all
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